看護師 国家試験の概要と勉強法ガイド
看護師国家試験について情報を集めているあなたは、国家試験の合格率や日程、2026年実施回のスケジュール、それから出題基準令和8年まわりの動きや難易度がどんな感じなのか、しっかり把握しておきたいと感じていると思います。ここ、すごく気になりますよね。さらに、過去問のおすすめの使い方や、いつから勉強を始めるのが現実的なのか、一般問題の傾向、試験当日に体調不良にならないための備え、口コミ・感想レビューの上手な活用方法など、同時にいろいろな疑問を抱えている方も多いかなと思います。
ただ、こうした情報って、厚生労働省の告示や出題基準、統計データ、教育機関や試験対策サイトなど、いろいろな場所にバラバラに載っていて、自分で一から調べようとするとかなり時間がかかってしまうんですよね。とくに、初めて国家試験を受ける看護学生のあなたにとっては、「まず何から押さえればいいの?」「どの資料を優先的に読めばいいの?」と迷いやすいポイントだと思います。
そこで、この記事では、看護師国家試験に関する基本的な仕組みやスケジュール、出題基準令和5年版にもとづく試験範囲、一般問題や状況設定問題の構成と配点、過去10年分の合格率の推移や難易度のイメージ、効率的な勉強開始時期や過去問の活用法までを、私が一度整理してお伝えしていきますね。また、試験当日の体調不良への備えや、口コミ・感想レビューをどう使えばムダなく情報収集できるか、といった本番までの過ごし方のポイントもまとめているので、「このページだけ読めば全体像がつかめる」という状態を一緒に目指していきましょう。
- 看護師国家試験の最新の日程と全体像を理解できる
- 出題形式や一般問題・配点構成、難易度のイメージがつかめる
- 合格率の推移と勉強開始時期の目安を把握できる
- 過去問活用法や口コミ・感想レビューの上手な使い方を学べる
看護師 国家試験の基本概要
- 看護師国家試験の日程を確認
- 2026年試験スケジュール概要
- 出題基準令和 8年の変更点
- 一般問題の構成と配点
- 看護師国試の難易度目安
看護師国家試験の日程を確認
看護師国家試験は、原則として毎年2月中旬の日曜日に全国一斉で実施されると案内されています。卒業・国家試験・免許登録・就職という一連の流れをスムーズにするために、長く続いているスケジュールなんですね。そのため、看護系大学や専門学校のカリキュラムも、この日程を前提に組まれていることが多いです。あなたにとっても、2月中旬が大きなゴールになるので、そこから逆算して学習計画や実習スケジュールを整えていくイメージを持っておくと安心だと思います。
2026年に実施される第115回看護師国家試験の日程は、2026年2月15日(日)とされていて、全国共通の日程で試験が行われる予定です。いつも通り、午前と午後の2部制で、午前・午後それぞれ2時間40分、合計5時間20分という長時間の試験になります。午前中に必修問題と一般問題・状況設定問題の一部、午後に残りの問題を解く形が続いているので、1日を通して集中力と体力がかなり求められる試験だとイメージしておくとよさそうです。
試験地は、北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の12都道府県に設置されていて、各地の大学や大会議場などが会場として使われます。どの試験地で受験するかは願書提出時に選ぶ形で、具体的な会場の住所や教室名などは、受験票が届いたときに案内されます。会場への個別問い合わせは受け付けていないとされているので、アクセス方法はあなた自身で事前に調べておくのがおすすめです。本番前に一度ルートを確認しておくと、当日の不安もかなり減ると思いますよ。
試験日から逆算した全体の流れ
看護師国家試験の当日だけでなく、その前後の流れをざっくりつかんでおくことも大事かなと思います。一般的には、次のようなスケジュール感で進んでいきます。
| 時期 | 主なスケジュール |
|---|---|
| 前年8月ごろ | 厚生労働省による看護師国家試験の施行告示 |
| 前年10月中旬以降 | 受験願書・受験要領の配布開始(学校・養成所・本部事務所など) |
| 前年11月上旬〜下旬 | 願書など受験書類の受付期間(消印有効とされるケースが多い) |
| 翌年1月中旬 | 受験票の発送・到着確認期間 |
| 翌年2月中旬 | 看護師国家試験本番(午前・午後の2部制) |
| 翌年3月下旬 | 合格発表および正答の公表 |
この流れを頭に入れておくと、実習や卒業研究、就職活動と国家試験対策のバランスを取りやすくなります。とくに、願書の提出期限や受験票がちゃんと届いたかどうかの確認は、「うっかり忘れていた…」が致命的なトラブルにつながりやすいところなので、学校からの連絡だけに頼らず、あなた自身のカレンダーや手帳にもきちんと書いておくのがおすすめですよ。
看護師国家試験の最新の日程や受験地、受験手数料などの正式な情報は、厚生労働省が公表している「看護師国家試験の施行」の告示がいちばんの一次情報になります。細かい条件を確認するときは、必ず一度は公式ページもチェックしておくと安心かなと思います。(出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」)
また、看護師国家試験の数日前には、保健師国家試験や助産師国家試験が続けて行われるスケジュールになるのが一般的です。保健師・助産師との併願を考えているあなたにとっては、短期間で複数の国家試験を受けることになり、スケジュール面も体力面も負荷が大きくなりやすいです。そのため、複数資格を目指す場合には、かなり早めの段階から日程を確認しておいて、直前期の学習と休息のバランスを丁寧に調整していくことが大事になってきます。
2026年試験スケジュール概要
2026年に行われる第115回看護師国家試験のスケジュールは、すでに大まかな情報が出ていて、学年の計画や就職活動のスケジュールを組むときのベースになる部分です。2026年の試験回に向けて、「いつ」「どこで」「どんな流れで」進んでいくのかを、ここで一度まとめておきますね。
第115回試験の試験日は2026年2月15日(日)で、試験地は北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の12都道府県とされています。前年の第114回とほぼ同じ構成で、全国の主要都市圏に会場が設置されるイメージです。受験地を選ぶときは、通っている学校の場所や卒業後の就職予定地だけでなく、移動時間や交通費、当日の移動ストレスの少なさなども含めて考えておくと、当日に余裕を持ちやすいかなと思います。
第115回看護師国家試験(2026年実施)は、日程・受験地・受験手数料などの基本条件が第114回までと大きく変わらない予定になっていて、これまでの試験情報や対策のノウハウをそのまま活かしやすいと考えられます。
| 項目 | 内容(第115回・予定) |
|---|---|
| 試験日 | 2026年2月15日(日) |
| 試験地 | 北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県 |
| 申込期間 | 2025年11月7日(金)〜11月28日(金)程度(消印有効とされる見込み) |
| 受験手数料 | 5,400円(収入印紙により納付) |
| 合格発表 | 2026年3月24日(火)14時(予定) |
申込期間は、だいたい11月上旬〜下旬の約3週間とされています。この間に、受験願書や写真、返信用封筒、修業証明書・卒業見込証明書など、あなたの受験資格に応じた書類を揃えて提出する必要があります。必要な書類が間に合わなかったり、提出期限を過ぎてしまったりすると、原則としてその年度の受験ができなくなってしまうので、学校の事務担当や担任の先生からの案内をしっかり確認しつつ、少し余裕を持って準備しておくのが安心です。
スケジュール確認のポイント
2026年の試験スケジュールを押さえるとき、特に意識しておきたいポイントは次の3つです。
- 「正式情報は厚生労働省の告示で確認する」
予備校サイトや就職情報サイトは、全体像をつかむのにとても便利ですが、最終的な根拠になるのは、公的機関が出している告示や受験案内です。とくに、試験日、受験手数料、受験資格などの条件は、公式資料でも一度チェックしておくと安心かなと思います。 - 「自分の学校独自の締切も把握する」
多くの学校では、書類のチェックや取りまとめのために、厚生労働省の締切より前に学内の締切を設定しています。クラスや学年ごとの締切日をうっかり勘違いしないように、学内のスケジュールもきちんとメモしておきましょう。 - 「合格発表と卒業・就職の流れをイメージする」
合格発表は2026年3月24日(火)14時の予定で、そのあとに免許申請や就職準備が続きます。卒業式の日程や、就職先のオリエンテーション、引っ越しなどのタイミングも合わせてイメージしておくと、「いつまでに何を終えておくか」が見えやすくなるはずです。
こんなイメージで見てみると、第115回看護師国家試験のスケジュールは、第114回までとほぼ同じ流れを踏襲していると考えられます。過去の受験情報や先輩の体験談(客観的な内容としてまとめられたもの)も、そのまま参考にしやすいですね。ただ、自然災害や大きな社会情勢の変化などが起こると、日程や試験時間が変更される可能性もゼロではないので、最新の告知は定期的にチェックしておくと安心です。
出題基準令和 8年の変更点
看護師国家試験は、「保健師助産師看護師国家試験出題基準」にもとづいて作問されます。今は令和5年版の出題基準が公表されていて、令和8年(2026年)実施の第115回試験も、この令和5年版をベースに問題が作られると案内されています。出題基準は、医療や看護の現状、社会情勢の変化に合わせて定期的に見直されていて、「今の看護師に最低限必要な知識と技術は何か」を整理した指針のような位置づけになっています。
令和5年版の出題基準では、看護師国家試験の内容が次のような領域に分けられていて、試験の範囲が大きく示されています。
- 必修問題
- 人体の構造と機能
- 疾病の成り立ちと回復の促進
- 健康支援と社会保障制度
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護論/地域・在宅看護論
- 看護の統合と実践
それぞれの領域ごとに、「どんな知識や技術を、どのくらいの深さまで理解しておく必要があるか」が、到達目標の形で細かく書かれています。例えば、健康支援と社会保障制度では、人口統計や死亡率、医療費、介護保険制度、公的医療保険制度などについて、統計の傾向や制度の仕組みを理解しておくことが求められています。一方、成人看護学や老年看護学などの臨床領域では、代表的な疾患の病態や症状、検査、治療、看護計画などが重点的に扱われるイメージです。
出題基準は、教科書や問題集の土台になるもので、「看護師国家試験で出題される可能性が高いテーマの一覧」と考えてもらうとイメージしやすいかなと思います。実際、多くの教科書や国試対策本は、この出題基準に沿った章立てになっていることが多いです。最初に出題基準を一度眺めておくと、「自分はどの分野が弱いのか」「どのレベルまで理解しておけばいいのか」が少し見えやすくなりますよ。
令和8年実施回については、「出題基準令和8年版」のような新しい文書が出ているわけではなく、基本的には令和5年版の出題基準にもとづいて出題されていくと考えられています。そのうえで、最新の制度改正や統計データ、社会的な話題などが、具体的な問題の中で反映されていくイメージです。例えば、感染症対策や災害医療、高齢化にともなう介護ニーズの変化などは、ここ数年よく取り上げられているテーマなので、出題の切り口が少しずつ変わっていく可能性もあります。
だからこそ、令和8年の試験を見据えた対策としては、「出題基準そのものをしっかり確認すること」と「国民衛生の動向や関連法規の解説など、最新の資料で知識をアップデートしておくこと」の両方が大事になってきます。とくに、統計問題や社会保障制度の問題では、古い数値や制度を覚えたままにしておくと、ケアレスミスではなく「情報が古くて間違う」という残念なパターンになりやすいので、最新の資料にも一度は目を通しておくと安心かなと思います。
一般問題の構成と配点
看護師国家試験は、必修問題・一般問題・状況設定問題という3つの区分で成り立っています。その中でも、一般問題は知識を幅広く問われる中心的なパートです。一般問題の特徴をつかんでおくと、「どこに力を入れて勉強するか」「どの順番で問題を解いていくか」がイメージしやすくなるので、対策のスタートとして一度整理しておきましょう。
問題区分ごとの構成
| 区分 | 出題形式 | 問題数 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 必修問題 | 基礎事項を問う単純な選択式 | 50問 | 1問1点(計50点) |
| 一般問題 | 一問一答形式の知識問題・短文事例 | 130問 | 1問1点(計130点) |
| 状況設定問題 | 長文事例に対する判断・アセスメント | 60問 | 1問2点(計120点) |
一般問題は、出題基準にある11科目すべてから、バランスよく問題が出されるイメージです。人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、成人・老年・小児・母性・精神看護学、在宅看護論/地域・在宅看護論、看護の統合と実践など、それぞれの領域から代表的なテーマが選ばれます。科目によって問題数には多少の差があって、臨床よりの成人・老年・母性・小児・精神分野はやや多めに出る傾向が続いていると考えられています。
設問形式は、一問一答の四肢択一や五肢択一が中心で、短いケース文や図表が使われる問題も含まれます。必修問題よりは一段階深い内容が問われることが多く、「ただ言葉を暗記しているだけ」だと対応しづらい問題も増えてきます。そのため、教科書や授業で習った内容を、「疾患の病態」「患者さんの状態」「検査・治療」「看護のポイント」といった流れでつなげて理解しておくことが大事になってきます。
一般問題の対策では、単語を覚えることだけに意識が向きがちですが、「この症状が出ているとき、体の中では何が起きているのか」「検査結果からどんなことが推測できるのか」といった関連性をセットで理解することで、得点力が大きく変わってくるとされています。
時間配分の目安
看護師国家試験は、午前・午後それぞれ2時間40分で120問ずつ、合計240問を解いていくスタイルです。1問あたりにかけられる時間は、ざっくり1分ちょっとしかありません。この限られた時間で、一般問題・状況設定問題・必修問題をすべて解き切る必要があるので、「時間配分を意識しながら解く練習」をしておくことがとても大切になってきます。
一般問題の中には、すぐに答えが判断できる基本問題もあれば、慎重に選択肢を読み比べる必要がある問題も含まれます。過去問を解くときには、「とりあえず全部を順番に解き切る」のではなく、「サッと解ける問題から先に解き、迷う問題にはチェックを付けて後回しにする」「1問に1分以上かかりそうなら一度飛ばす」など、自分なりのルールを作っておくと本番で動きやすくなりますよ。
一般問題では、「解けるはずの基本問題を絶対に落とさない」ことが合格への近道と言われています。逆に、難問や奇問に時間をかけすぎると、得点源になる標準的な問題の時間が足りなくなってしまうので、どこまで考えたら次に進むか、あらかじめ決めておくと安心です。
模試や過去問演習を通して、「自分はどの分野・どの形式の問題に時間がかかりやすいか」を知っておくと、本番での立ち回り方も具体的になります。たとえば、統計系の問題に時間を取られがちな場合は、「先に他の問題を一周してから最後にじっくり見る」「午前のうちに時間配分を意識して、午後に同じ失敗を繰り返さない」など、自分に合った工夫を取り入れていくのがいいかなと思います。
看護師国試の難易度目安
看護師国家試験の難易度について、「合格率が高いからそこまで難しくない?」と感じる方もいるかもしれません。ただ、国家試験としての性格上、「受験資格を持っていること」を前提に設計されているので、基礎学力と看護学の体系的な理解はしっかり求められます。合格率だけを見ると一見ハードルが低く見えますが、合格基準はきちんと決められていて、対策が足りないと普通に不合格になる試験だとイメージしておくとちょうどいいかなと思います。
合格基準からみた難易度
直近の第114回(2025年)看護師国家試験では、受験者63,131人に対して合格者56,906人、合格率90.1%と発表されています。ここ10年ほどを見ても、合格率はだいたい89〜91%あたりで推移していて、数字だけ見るとかなり高い水準です。一方で、合格基準は明確で、必修問題は50点中40点以上(80%以上)を取ることが絶対条件になっています。
一般問題と状況設定問題については、一般問題130問(1問1点)、状況設定問題60問(1問2点)の合計250点中、だいたい60〜70%程度を目安に、その年の難易度も考慮しながら合格ラインが決まります。例えば第114回では、250点中148点が合格基準だったので、およそ6割弱の得点が必要だったというイメージです。必修問題と一般・状況設定問題の両方で基準をクリアしないといけないので、片方だけ高得点でも、もう片方が届いていないと合格にはなりません。
特に注意したいのが、必修問題で基準に届かない「必修落ち」です。必修問題は一見やさしそうに見えますが、出題範囲が広いので、「ここは大丈夫」と自己判断していた領域を思った以上に落としてしまうこともあります。一般・状況設定問題でそこそこの点数が取れていても、必修の点数が基準に足りないと不合格になってしまうので、「必修は簡単だから大丈夫」と油断しないほうがよさそうです。
難易度の特徴
- 出題範囲が非常に広く、養成課程で学ぶ内容全体を見渡した学習が必要になる
- 最新の統計や社会保障制度、感染症対策など、情報のアップデートも求められる
- 状況設定問題では、看護過程(アセスメント・計画・実施・評価)の理解と応用力が問われる
- 長時間試験のため、集中力や時間配分、マークミス防止といった試験テクニックも重要になる
公衆衛生や社会保障制度の分野では、「国民衛生の動向」などの資料を使って、統計や制度のポイントを整理しておくと、難しめの統計問題にも落ち着いて向き合いやすくなると言われています。たとえば、高齢化率や医療費の推移、主な死因別の死亡率などは、看護師国家試験でもよく取り上げられるテーマとして知られています。
難易度を正しくイメージするためには、合格率という「数字」だけで判断するのではなく、「合格までにどれくらいの学習量と理解の深さが必要なのか」「自分の苦手分野を克服するのにどれくらい時間がかかりそうか」を冷静に見積もることが大事かなと思います。そのうえで、学校の授業や実習、演習、模試などをフル活用しながら、早めに基礎固めをして、直前期には過去問で実戦力を仕上げていく流れが、王道の合格ルートとしてよく紹介されています。
看護師 国家試験の勉強戦略
- 合格率と合格者数の推移
- いつから勉強を始めるか
- 過去問 おすすめ活用法
- 試験当日の体調不良対策
- 口コミ・感想レビュー活用
- 看護師 国家試験の対策総まとめ
合格率と合格者数の推移
看護師国家試験の全体像や難易度をつかむために、まず合格率と合格者数の推移をチェックしてみるのは、とてもいい入り口かなと思います。過去10年くらいのデータを並べて見ると、「どれくらいの人が受験して、どのくらいの割合で合格しているのか」が感覚的につかみやすくなりますよ。
| 回(年度) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第114回(2025年) | 63,131人 | 56,906人 | 90.1% |
| 第113回(2024年) | 63,301人 | 55,557人 | 87.8% |
| 第112回(2023年) | 64,051人 | 58,152人 | 90.8% |
| 第111回(2022年) | 65,025人 | 59,344人 | 91.3% |
| 第110回(2021年) | 66,124人 | 59,769人 | 90.4% |
| 第109回(2020年) | 65,568人 | 58,513人 | 89.2% |
| 第108回(2019年) | 63,603人 | 56,767人 | 89.3% |
| 第107回(2018年) | 64,488人 | 58,682人 | 91.0% |
| 第106回(2017年) | 62,534人 | 55,367人 | 88.5% |
| 第105回(2016年) | 62,154人 | 55,585人 | 89.4% |
この表を見てみると、毎年の受験者数はだいたい6万人前後で安定していて、合格率もおおむね9割前後で推移していることが分かります。とくに新卒の受験生(在学中に受ける人)に限ると、合格率が約95%前後にのぼる年もあり、「養成課程での学びをベースに、計画的に対策できれば合格は十分に狙える試験」と言われる理由がイメージしやすいかなと思います。
ただし、「合格率が高い=何もしなくても受かる」という意味ではなく、「合格している多くの人が、ある程度まとまった勉強時間と過去問演習をしっかり確保している」という事実を踏まえて、あなたに必要な勉強時間を逆算していくことが大切です。
また、年によっては合格率が少し下がることもありますが、その背景には問題の難易度や出題傾向の変化、新しいテーマが多く出たことなど、いくつかの要因があるとされています。「この年はたまたま厳しかった」という印象だけで不安になりすぎず、過去問を解きながら「自分はどの年の問題でどれくらい得点できそうか」を体感していくと、難易度への不安も少し和らいでくるはずです。
いつから勉強を始めるか
「国家試験の勉強、本格的にはいつから始めればいいんだろう…?」という悩みは、ほとんどの受験生が一度は抱えると思います。早くスタートしすぎると途中でペースが落ちてしまいそうだし、遅すぎると「終わらないかも…」という不安も出てきますよね。いろいろな調査や解説を見ていると、「試験の半年前くらいから本格的な対策を始める」という目安がよく紹介されています。
勉強開始時期の一般的な目安
看護学生向けの情報では、多くの人が次のようなステップで国家試験対策を進めている、といった流れがよく取り上げられています。
- 春〜初夏:授業や実習と並行して、基礎看護学や解剖生理などの基礎科目を少しずつ復習しておく
- 夏休み:まとまった時間を取りやすい時期に、必修問題の過去問演習や苦手分野の基礎固めを一気に進める
- 秋〜冬:過去問をメインに、一般問題・状況設定問題へ本格的に取り組み、出題傾向をつかんでいく
- 直前期(1〜2か月):自分の弱点分野を中心に総復習し、本番と同じ時間配分で模試に挑戦して最終チェックをする
ざっくり言うと、試験日の半年前(8〜9月ごろ)から国試対策を本格スタートさせて、特に直前の3か月間は国家試験対策を最優先にしていく、というイメージがよく推奨されています。この時期になると、学校側でも国試対策の講義や模試が増えてくるので、それらを上手く活かしていくことが大事になってきます。
一方で、実習や卒業研究が重なっている時期に、あまりにも詰め込みすぎてしまうと、疲れやストレスで勉強効率が落ちてしまうこともあります。なので、「早ければ早いほどいい」というよりは、「自分が無理なく続けられるペースで、少しずつ負荷を上げていく」イメージで計画を立てるほうが、結果的に長く安定して勉強しやすいかなと思います。
学習時間の目安としてよく挙げられるのは、平日で1〜2時間、休日で3〜4時間くらいからスタートして、直前期には平日2〜3時間、休日5〜6時間ほどに増やしていくモデルです。ただ、これはあくまで一つの参考例なので、「今の自分の理解度」や「授業・実習の忙しさ」に合わせて、あなたのペースを調整していくことが何より大事です。模試の結果や過去問の正答率を見ながら、「もう少し増やしたほうがよさそう」「このペースなら維持できそう」といった感覚をつかんでいけるといいですね。
過去問 おすすめ活用法
看護師国家試験対策と聞くと、「とにかく過去問!」というイメージを持っている方も多いと思います。実際、過去問は試験対策の中心になる教材で、問題の難易度や出題形式、よく出るテーマなどをつかむために欠かせない存在です。どの分野にどれだけ時間をかけるかを決めるうえでも、「まずは過去問を見てみる」のはとても効果的ですよ。
過去問は、「何が・どのように問われているのか」を知るための教科書のようなもので、ただ答えを覚えるだけでなく、問題を通じて出題者の意図を読み取っていくことが大切だとよく言われています。
過去問活用の基本ステップ
- 全体像を掴むために1周解く
まずは直近5年分くらいの過去問を、一度通して解いてみるやり方がよく紹介されています。最初から高得点を狙うというより、「自分はどの分野が得意で、どこが苦手なのか」「どの形式の問題で時間がかかりやすいのか」を知ることが目的です。このとき、迷った問題や間違えた問題には印を付けておくと、あとから復習するときに役立ちます。 - 間違えた問題を中心に2周目を解く
2周目では、1周目で誤答した問題や自信がなかった問題をメインに解き直します。解説をしっかり読みながら、「なぜ間違えたのか」「ひっかけポイントはどこか」を確認していくイメージです。解説が充実している問題集を選んでおくと、関連する周辺知識も一緒に整理しやすいので、理解の深まり方が変わってきます。 - 3周目以降で「定着チェック」
3周目からは、特に苦手なテーマだけをピックアップして解いていきます。「なぜこの選択肢が正解なのか」「なぜ他の選択肢は違うのか」を自分の言葉で説明できるかどうかを意識すると、偶然の正解が減って、本番でも迷いにくくなりますよ。
過去問演習では、正解した問題も解説に目を通して、「たまたま正解しただけなのか」「根拠を持って選べたのか」を必ず確認しておくことが大事だと言われています。特に、正答率が高い基本問題を確実に得点できるようにしておくと、合格ラインに届きやすくなるので、そこを最優先で固めていくイメージがいいかなと思います。
教材選びのポイント
市販の過去問題集は、本当にたくさんの種類がありますよね。選ぶときのポイントとして、よく挙げられるのは次のような点です。
- 解説のボリュームが十分で、誤答の選択肢についても理由がきちんと説明されているか
- 図表やイラストが多く、イメージで理解しやすい構成になっているか
- 巻末索引や分野別インデックスなど、復習のときに調べやすい工夫があるか
- 最新の出題基準や法改正に対応しているかどうか
さらに、紙の過去問題集に加えて、スマホアプリやオンラインの問題演習サービスを組み合わせる人も増えています。アプリの良さは、通学時間やちょっとした空き時間でもサクッと問題を解けることや、正答率や苦手問題を自動で管理してくれることです。一方で、紙の問題集は、問題と解説を見開きでチェックしやすかったり、書き込みやマーカーを引いたりしやすいので、「じっくり理解するとき」に向いていると言われています。
最近は、「紙の過去問題集でしっかり理解を深めつつ、アプリでスキマ時間の反復練習をする」という使い分けをしている例も多く紹介されています。あなたの生活リズムや勉強スタイルに合わせて、「これなら無理なく続けられそう」という組み合わせを探してみてくださいね。
試験当日の体調不良対策
看護師国家試験は、午前と午後を合わせて5時間20分という、かなりの長丁場です。それまでコツコツ勉強してきても、当日に体調を崩してしまうと、実力を出し切れない可能性がありますよね。だからこそ、勉強の計画と同じくらい、「本番の日にベストな状態で臨むための準備」を意識しておくことが大切かなと思います。
試験直前〜当日のセルフケアのポイント
- 前日は十分な睡眠時間を確保する
「前日にもう少し詰め込みたい…」という気持ち、すごく分かります。でも、徹夜での勉強は、集中力や判断力を落としてしまうと言われています。前日は復習を少し早めに切り上げて、いつもより少し長めに眠るくらいの気持ちでいると、当日に頭がスッキリした状態で臨みやすいですよ。 - 朝食はいつも通りの内容・量にする
試験だからといって、普段と違う特別なメニューにすると、かえって胃に負担がかかったり、眠くなったりすることがあります。普段から朝食をあまり食べない人は、本番を想定して何回か試しておくと安心です。 - 会場には余裕を持って到着する
電車の遅延や道に迷う不安が大きいと、それだけで心が疲れてしまいます。開場時間より早めに着くつもりで家を出て、トイレの場所や休憩できそうなスペースを確認しておくと、気持ちにも余裕が生まれます。 - 体温調節しやすい服装を選ぶ
試験会場の室温は、あなたにとってちょうど良いとは限りません。カーディガンやパーカーなど、簡単に脱ぎ着できるものや、ひざ掛けがあると、暑さ・寒さで集中力が削られるのを防ぎやすくなります。
高熱や強い頭痛、吐き気など、明らかな体調不良があるときは、無理をして会場に向かうのではなく、医療機関や学校の担当者に相談することがすすめられています。自分の身体を守ることはもちろん、周囲への配慮としても、無理を重ねない判断が大切になってきます。
試験中は、緊張や疲労から思った以上に体力を使います。長時間同じ姿勢で座っていることで、肩こりや腰の痛みが気になることもありますし、集中力が途切れてマークミスをしてしまうこともあります。休憩時間には、少し席を立ってストレッチをしたり、こまめに水分を取ったりして、リフレッシュしながら1日を乗り切るイメージを持っておくといいかなと思います。
メンタル面では、「試験前日や当日に新しい問題集に手を出さない」「周りの点数や進捗と必要以上に比べない」「自分がこれまでやってきたことを紙に書き出してみる」といった工夫が紹介されることも多いです。こうした小さな工夫で、「自分はここまで準備してきたんだ」という感覚を言葉にすると、不安が少しやわらぐかもしれません。
口コミ・感想レビュー活用
参考書や問題集、予備校講座、過去問アプリ…看護師国家試験の教材やサービスって、本当にたくさんあって迷ってしまいますよね。そんなときに、つい気になるのがインターネット上の口コミや感想レビューだと思います。うまく活用できれば心強い味方になりますが、そのまま鵜呑みにしないバランス感覚も大事かなと感じます。
口コミ・感想レビューから得られる情報
- 教材の解説がどれくらい分かりやすいか、図表が多いか、レイアウトが見やすいか
- 実際に使った人が、どのくらいの勉強時間や勉強期間を確保していたか
- 模擬試験や講座の難易度、本試験とのギャップがどのくらいだったかという印象
- アプリ学習の操作のしやすさや、復習機能・正答率管理の使い勝手
こうした声をいくつか見比べることで、「この教材は図解が多くてイメージしやすそう」「このアプリは解説よりも演習量重視なんだな」といった、教材の特徴が見えてきます。また、「必修に強い」「統計や法律分野をまとめて復習しやすい」といったポイントも、口コミから読み取れることがあります。
ただし、口コミや感想レビューはあくまで「その人の主観」によるものなので、学習スタイルや基礎力、使い始めたタイミングによって評価が大きく変わることがあります。一つのレビューだけで判断するのではなく、複数の意見を見比べたうえで、公式サイトのサンプルページや体験版、目次などもチェックしてから決めるのがおすすめです。
近ごろは、看護師国家試験向けの過去問アプリやオンライン講座のレビューも増えていて、「スキマ時間に解きやすくて便利」「正答率や復習すべき問題を自動で管理してくれて助かる」といった声がよく見られます。一方で、「紙の問題集と比べると解説が短め」「図表が少なくて、病態イメージがつかみにくい」といった意見もあって、アプリだけではなく紙の教材と併用する使い方が紹介されることも多いです。
口コミを参考にするときは、「自分と似た状況の人の感想かどうか」を意識してみるのもポイントです。新卒なのか既卒なのか、実習と並行して勉強していたのか、社会人として働きながら受験していたのかなど、背景が近い人のレビューのほうが、あなたの状況に当てはめやすいですよね。最終的には、口コミをヒントにしつつ、サンプルや立ち読みで中身を確認して、「これなら続けられそう」「これなら理解しやすそう」と思えるかどうかを大事にして選んでいくのが良いかなと思います。
看護師 国家試験の対策総まとめ
- 看護師国家試験は毎年2月中旬の日曜日に実施される
- 2026年実施の第115回は2026年2月15日に予定されている
- 試験地は全国12都道府県に設置され時間も共通となる
- 出題基準令和5年版が令和8年実施回にも適用される
- 試験は必修問題一般問題状況設定問題の三構成となる
- 必修問題は五十問中四十点以上が合格の最低条件となる
- 一般問題と状況設定問題は合計二百五十点満点で評価される
- 直近十年の合格率はおおむね九割前後で推移している
- 勉強開始は試験半年前から直前三か月の集中期間が目安
- 過去問は三周以上解き解説を読み込み知識を定着させる
- 試験当日は体調不良を防ぐ睡眠食事と防寒対策が重要となる
- 口コミ感想レビューは教材選びの参考情報として活用する
- 看護師 国家試験は計画的学習と情報収集で合格可能性を高められる
- 国民衛生の動向や公式資料で最新統計と制度改正を確認しておく
- 自分に合った勉強法で継続し本番にベストな状態で臨むことが重要となる
